皆さんこんにちは!JAPANNESIA HOUSE UMIで交流会の企画を担当している、インターン生のほのかです!最近は大学の授業をきっかけに始めたマインクラフトで、ひたすら地面を掘り進めることにハマっています。
4月6日に私が企画を担当した「お花見交流会」ですが、特定技能外国人・学生を含め、総勢34名もの方が参加し、大盛況で無事に終了することができました。
このお花見交流会の企画は、私がJAPANNNESIAのインターンシップとして活動する初めてのお仕事。
不安も大きかったのですが、私がインドネシアと関わりを持ってからずっとやりたいと思っていたことの一つだったので、ワクワクしながら取り組めました。
今回の記事では、準備の裏話から当日の様子などをレポートとしてまとめていきたいと思います。
場所 | 愛媛県伊予市・しおさい公園 |
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日時 | 4月6日(日) |
参加人数 | 34名 |
内容 | ・16種類のみかん食べ比べ ・多国籍な手作りごはんでピクニック ・みんなで遊ぶ!長縄・けん玉・バドミントンなど ・多文化交流&トークタイム |
「とにかく、ほのかちゃんの思うようにやってみて」
最初にこの交流会の運営を任されたときに、上田さんからいただいたこの言葉にワクワクしつつも、0からのスタートということで、すべてが手探りの状態でした...
以前まで行っていた交流会についての記録を見せていただいたりしながら、自分なりに考えてみましたが、私はまだJAPANNESIAで支援している特定技能外国人のみなさんについて知らないし、会社として行う交流会はどのように運営していけばいいのか、考えれば考えるほど分からなくなってしまいました。そこで、直接上田さんたちとお話しようと思い、JAPANNESIAの事務所を訪れました。
初めて自分一人で車を運転して、初めて会社の事務所を訪れる機会だったので、少し緊張していましたが、それはすぐ解けました。
懐かしいインドネシアのコーヒーをふるまっていただいて、「コーヒーやらお茶やらに大量の砂糖を入れていたノンが懐かしいですね」などインドネシアのお話で盛り上がり…
この会話の中だけでも、何度「インドネシアに帰りたいよね/ですよね」と言っていたことか…
さて、盛り上がりすぎたのでそろそろ交流会の話に移ります。
「4月ということで、今回はお花見をテーマにしてみたいと思うのですがどうでしょうか?」
「いいね、インドネシアには桜がないし、みんな楽しんでくると思うよ」
「それならしおさい公園がいいんじゃない?桜も広場もあって子供たちも遊べるし」
「お弁当も自分で作ってくることにしたら、会話が広がりそうですよね!インドネシア料理のお弁当気になります!」
一度話し始めると、「~したら面白いのではないか」「~もやってみたい!」といろいろな案が出てきて止まりませんでした。こうしていると、家でうじうじと悩んでいないで、こうして直接お話をするのがやはり一番良いなと実感しました。
交流会の大枠が決まってきたところで、次に行ったのは告知です。
まず、弊社が管理しているWhatsAppのJAPANNESIA HOUSE UMIのコミュニティグループにGoogleフォームを送って、参加者を集うことからはじめました。結果はなんと…
応募してくれた人は3人!(笑)
どうしたものかな… 企画のニーズがないのかな…?と思いましたが、参加を表明してくれた人に聞くと「おもしろそう!ぜひ参加したいです!」とポジティブな声が…
あれ? もしかして告知の仕方が悪いのかと思い、個々に直接イベントの周知を行ったところ、仕事で参加できない人を除いて、インドネシア人の参加者は一気に増加。
日本人の参加者も含めると、最終的には全部で34人もの方に参加して頂けることになりました。
やはり全体グループで情報だけ投げるよりも、個人と1on1で密なやりとりを重ねなければ参加者のモチベーションは上がりません。
そして、普段話すときの日本語が上手すぎて忘れていましたが、彼らにとって日本語は第2、3の言語。告知の文章にもインドネシア語訳をつけるだけでも、この告知を見ようとする意欲が変わるものなのだと学びました。
前日まで雨予報が続いていたので、ちゃんとお花見ができるか不安でしたが、妹が作った”てるてる坊主”のおかげで(?)見事な晴天に!
すっかりお花見日和です。
テントを立てて、茣蓙を敷いて、今日の舞台が出来上がり!そして公園にインドネシア語、日本語、そして笑い声が風にのって混ざり合っていく——
まずはそれぞれが作ってきたお弁当について会話を広げ、ついに目玉のみかん食べ比べ! なんと、明浜町から16種類もの珍しいみかんをお取り寄せ!
なんでお花見にみかん!?なんで16種類も!?だって愛媛県でお花見をするんですから、みかんは必須ですよね?
そしてなにより、この明浜みかんは私がインドネシアと関わりを持ち、登録支援機関で働きたいと思ったきっかけなのです。
この明浜みかんを見るたびに、明浜での日々があったから、今に繋がっているということを実感します。
初心を大事に、これからJAPANNNESIAでたくさんの「~したい」を叶えていこう…という想いをこめた、このみかん食べ比べ企画、想像以上に盛り上がりました!!
「すごいな、よくこれだけの種類が集まったもんだ!!」 「なにこれ、甘っ!」 「え、赤いんだけど!?」 ひと口ごとにリアクションが生まれて、みなさんみかんを取る手が止まらない様子。
さらにフェニさんが1つ1つのみかんをリポートしてくれて、当日取材に来られていたテレビ局のカメラマンさんもあまりの食リポのうまさにびっくりされていました。
色々な想いをこめた企画だったので、この時の場の盛り上がりはホッとできた瞬間であり、みなさんが本当に楽しそうにしている様子が見られて、とにかく胸がいっぱいになりました。
今回のお花見は、参加者みんなが持ち寄りスタイル。 たい焼き、からあげ、桜餅、三色団子、そしてインドネシア料理や特製いなり寿司まで…! 食べても食べてもテーブルに何かしらあるので、気づけばず〜っと何か食べてた気がします。笑
お腹が満たされた後は、思いっきり“あそび時間”へ! 最初に駆け出していった女の子たちが手に取ったのはバドミントンのラケット。バドミントンはインドネシアでもよく親しまれているスポーツの1つのようです。
みなさんとても上手で、次はバドミントンマッチを企画するのも面白そうだなと思っています。
となりで長縄をしている人たちを見てみると、面白い光景が。
インドネシアでは、長縄をするときクルクルと体を回転させながら飛ぶようです。特に、全力で長縄を楽しむフェ二さんの姿に、みんなつられて笑っていました。
そして、後半には子供から大人の7人が集まって、大型チャレンジ!
全員で息を合わせて飛んでみることに。
身長差もあって、初めはなかなか息が合わなかったのですが、何度か挑戦を重ね…
最後には見事 16回跳ぶことに成功!
その瞬間、年齢に関係なく、みんなでこの成功の喜びを分かち合いました!
―翌日、筋肉痛になったと言う人がチラホラといたようですが(もちろん私も)…笑
こうしてスポーツを通して、初対面の人がまるで旧友のようになるのって、すごいですよね。
もちろん、みんなの心が1つになるきっかけはスポーツだけではありません。・・・⇒
みんながバドミントンや長縄、けん玉、フリスビーなど思い思いに遊び始めた時間。 その中でヌルさんは、 「やったことないけど、やってみたい!」と笑って、けん玉を手に取りました。
初めてのけん玉に苦戦するなか、 みんなから「膝を使うと良いよ」「お箸を持つようにけん玉を持ってみて」など、たくさんのアドバイスを受けながら、真剣なまなざしで 何度も何度もチャレンジを重ねました。
すると… なんと最後には、「もしもしかめよ かめさんよ〜」のリズムに合わせて、4回連続で技を成功させるまでに! 技が決まった時は、見守っていた全員から「おお!!」と驚きの声が。大拍手大歓声が起こる中、本人もびっくりしたように「できた!」と笑顔。この瞬間も、その場にいた人たちが強くつながった瞬間だったなと思います。
なにはともあれ…もしかめをこんな短時間で4回連続できるようになるなんて…日本語の上達もそうですが、新しいことを吸収する速さに本当に驚かされます。そして同時に、私も負けていられないなと火がつきました。
・「留学生の人や特定技能外国人の人と関われるような、こんな機会がなかったので、とても新鮮で楽しかったです!お花見とかスポーツなどを通して充実した時間を過ごすことができました!」(参加者・愛媛大学3回生)
・「明日もここくる!!」(参加者・幼稚園児)
・「なんでこんなにたくさんの美味しいみかんを食べれるの!?」(参加者・Fさん)
・「こうゆう色んな人が繋がれる場所っていいよね」(参加者・社会人)
・「けん玉が面白くて、けん玉の勉強がしたいです。」(参加者・Nさん)
後日談を聞いていると、普段内気であまり外での活動を好まなかったけれど、この交流会をきっかけに自分から何かをしたいと思ってくれた人もいたようです。
そして日ごろから、生活支援などでインドネシア人のみなさんと接している上田さんの視点から見ると、今回の交流会の中だけでも、みんなの成長が感じられて嬉しいと仰っていて、自分も早く特定技能外国人のみなさんを、一人前にサポートできるようになりたいと改めて思いました!
イベントが終わって片付けをしている時。 夕方の光が、公園の木々を金色に染めていました。 桜はまた来年咲くけれど、 この日ここで交わされた笑顔や「またね」は、今年だけの宝物。 ——そして…
また続きがあります!
次回のJAPANNESIA交流会は、5月11日(日)JAPANNESIA HOUSE UMIにて開催予定! 今度は、インドネシア料理と日本料理をみんなで作って、食べて、語って楽しむ会! 食べることって、国を超えて人の心をつなぐチカラがある。 それを体感しに、ぜひ一緒に遊びに来てください! フォロー&シェアで、次の春の種をまこう。